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2007/09/18

日本伝統工芸展

更新がしばらく滞っていました。
先週まで仕事をしていたのでした。

ということで、やっと時間ができたので
今日から三越で開催されている
「日本伝統工芸展」へ行ってきました。

Img_1946

ブログで存じ上げている
一閑さん桃青窯さん藤井さん
ネットを始めた頃からの陶芸のお知り合いの藤澤さん
皆さん揃って入選で、その素晴らしい作品を、
しっかり肉眼で見て参りました。

一閑さんの真ん中にドーンと描かれた見事な蓮。
金彩も美しく、上品で邪魔をすることなく描かれ
形も好きな立ち上がりで素敵でした。

桃青窯さんは、見事な線描で、
その緻密さにいつもながら見とれてしまいました。

藤井さんは今回は菖蒲で、
青磁は憧れの青で、釉だまりにたまった青の色と
全体の青とのコントラストが美しかったです。

藤澤さんの器は、お写真で拝見したイメージよりずっと大きくて
手書きで描かれている線のぶれのなさ、
太さも均一で、のびのびとしていて、
ひたすら筆書きに悩む私には、すばらしいと感嘆の声を上げずにいられませんでした。

他にも、これは!って思ってしまった作品もあったのですが
撮影禁止のため、脳裏に刻んで参りました。
いつまで脳裏に刻まれているやら・・・(^^;

抹茶茶碗の類もあったのですが、
概ね大きな作品が多く、どれも作家が命を吹き込んだ大作ばかりでした。

芸術の秋、素晴らしい作品で目を肥やし、
一緒に体重は肥やさぬように、
少しでも満足のいく作品ができるようになりたいなぁと
小さな夢ではありますが、精進したいです。(汗)

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コメント

伝統工芸展、もう行かれたのですね。
やはり実物を見たいですよね。私も来週月曜に出掛ける用事があるので、寄ってみようと思ってます。楽しみです~~~。

投稿: kei | 2007/09/19 22:34

そうそうたる作品の数々なんでしょうね~^^
伝統工芸の名にふさわしい、技術の高さを
目にすることは、勉強になる事だと思います。
私なども見に行かないとならないのでしょうが
なかなか都内まで行けません><

投稿: イフ | 2007/09/20 22:19

大きいのに、隅々までつくり手の想いが詰まった素晴らしい作品に圧倒されますね。
あのひとつの作品をつくるために、これまでどれだけの努力を重ね、いったいいくつつくってきたのか。
気が遠くなりました。
そんな中に、ブログで存じ上げている方々の作品を見つけると
なんだか無性にうれしくなったりして。(^ ^)
目の保養ですねー(笑)

投稿: うっきー | 2007/09/21 00:34

御覧頂ありがとうございました。
いろいろな作風を楽しまれた様子、嬉しく思います。出品者の一人ではありますが、会場で作品を観ていると、日本は、国土狭い国なれど、伝統工芸畑だけでもあれだけ多くの作風のあるという事、素晴らしい事だと思いました。他のいろんな方向性の仕事を考えると、それこそものすごい多くの作風・魅力が存在します。世の中がどんどん変わっていっても、そういう文化を大切に感じる事のできる、或いは、大切に展開し続けていけると良いなぁ・・・そんな風に思ったりもしました。
これからも、御覧頂けたら ありがたく思います。宜しくお願いします。
・・・それから、陶片木さんのこれからの作陶も楽しみにしています!

投稿: 一閑 | 2007/09/21 19:34

keiさん、イフさん、うっきーさん、一閑さん
コメントをありがとうございました。

keiさん
実物の迫力ってすごいですね。
肉眼で見ると、さらに一層その技術の素晴らしさを実感です。
ぜひ、ご覧になってきてくださいね。

イフさん
最高峰を集めた、本当にすばらしい展示でした。
どれを見ても、すばらしいです。
その器の向こうに、努力と創意工夫する姿が
見えるようにも思えました。

うっきーさん
どの作品にも妥協はなく、最後の最後まで
息を抜くこともなく、緊張の中手を入れたような
素晴らしい作品ばかりでした。

知っているお名前を拝見すると
すごく嬉しいですね。
お会いできた先生もいらして良かったですね。
私もお会いしたかったです。

一閑さん
便利な時代になっても、
手作りならではの味わいって絶対になくならないと思います。
こうやって、大事に伝統を守り続けていく先生方がいて
それを学ぼうとする生徒さんがいる限り
伝統は守り続けられ、さらに進化して行くのでしょうね。

毎回、一閑さんはじめ、みなさんの素晴らしい作品にふれあうたびに
心が洗われる気分になります。
頂は遠いけど、その裾野の端で遠い皆さんを見上げつつ
自分の好きな陶芸を作り続けたいです。

投稿: 陶片木 | 2007/09/21 22:19

陶片木さん。見て頂き、ありがとうございます。
ちなみに私の場合は、釉薬での線描きは意外とチマチマと描いています。伸びやかに見えるのは、下描きを何度も何度も描き直しているためでしょうね・・・。
でもって、ブレた線は、削り落として描き直しています。結構これが大変だったりします。後は、端に行くにしたがって細くなる線を筆3本を駆使して描いているところでしょうか・・・。(笑)

投稿: 藤澤 | 2007/09/22 23:12

初日に観て頂けたみたいで・・ありがとうございました!
陶芸だけを全部観てもぐったりする程のボリューム。
どこか温かい作品、キリッとした作品、どれも作り手の思いが詰まってる力作ばかりでした。
僕もまた頑張ろう!と思いました。
釉だまり・・ちょっと深過ぎて彫りが1部消えてしまったのは内緒です(笑)。

投稿: taka-fujii | 2007/09/23 04:31

藤澤さん、藤井さん、コメントをいただきまして
ありがとうございました。

藤澤さん
本当におめでとうございます。
素晴らしい作品でした。

あの線を一本一本描いていらっしゃることを考えると
本当に根気のいる、集中力のいるお仕事ですよね。
相変わらず、筆で泣いている日々ですので
こんなにすばらしい線を見ると、
ため息が出てしまいます。

筆3本も駆使して描いていらっしゃったのですか?
線がどんどん太くなっていってしまうので
ひたすら驚きと感動です。

藤井さん
陶芸だけでもすごい数でした。
でも、その中に入れる人は、ほんの一握りですよね。
その頂点の中にいらっしゃるみなさんは
どの作品も素晴らしくて、ひたすらため息だけが出てしまいました。

青磁は酸化しかできない私には憧れです。
また、素敵な器を見せてくださいね。

投稿: 陶片木 | 2007/09/23 19:21

初日に行かれたんですね。
テレビで見ましたが受賞作の朝鮮唐津きれいでしたね。
皆さんの作品も気になるし。
なんとか時間を作って見に行きたいです。

投稿: Potter-Y | 2007/09/23 20:46

Potter-Yさん、コメントをありがとうございました。

テレビが来ていました。
撮影に写らないように、遠回しに見てしまいました。(笑)

朝鮮唐津も素晴らしかったですが、
みなさんの作品も本当にすばらしかったです。

作品のどれを見ても、作者の想いが伝わってくるようで
丁寧にじっくり見てしまいました。
ぜひ、ご覧になっていらして下さい。

投稿: 陶片木 | 2007/09/23 22:38

NHKの新日曜美術館で
伝統工芸展の特集を見ました
この展覧会が・・
いかに日本の工芸の粋を集めたか
と・・解説してましたが
私も今年からは鑑賞者から
出品者のひとりになれたわけで
改めて・・嬉しかったです

出品作をひとつひとつ
じっくりと鑑賞すると
どれも・・独自の技法やら
個性的な加飾で圧倒されます

存在感・・
全てはここに収斂されるのかもしれませんね

投稿: 桃青窯 | 2007/09/24 00:08

桃青窯さん、コメントをありがとうございました。

おめでとうございます。
いつ拝見しても、素晴らしい作品ですね。

この展覧会は、工芸品の最高峰ですよね。
どの作品にも、自信と品位が溢れていて
釘付けにする魅力があります。

伝統ある技術を継承した物が基礎にあり
その上に、その人ならではの個性が出て
その融合具合が、絶品と呼ばれる作品になるのでしょうね。
どれも存在感があり、美しかったです。

個展のご予定もあるのですよね?
そのときはぜひぜひお伺いさせて下さい。

投稿: 陶片木 | 2007/09/24 10:14

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