KAMATAKI
久々に映画を観に行ってきました。
「窯焚き-KAMATAKI」
実はこの映画、R18なのです。
確かに、そういうシーンはありましたが、
思ったほど過激ではありませんでした。
信楽が舞台で、穴窯で焼いた作品が大きくアップで写り出されることもあります。
思わず身を乗り出してみてしまった。(笑)
ごつごつした中に、ビードロが出たところや
窯変した部分があって、「触りたい!」と心から思ってしまった。(^^;)
にしても、そのエッチシーンはいらないから
もっとろくろシーンや、作品を見たかったなぁ。
外国人監督の映画なのだけど、
映像も音も美しい牧歌的な雰囲気でいっぱいで
でも、忘れていたものを思い出させてくれるような
そんな景色と音であふれていました。
ただ、ネタバレですが、日本の田舎に
バスケットゴールが何げに表においてある場所があるとは
ちょっと納得がいかなかったのですけど。
内容は置いておいて、(笑)陶芸だけの部分としては
1週間以上も窯を焚き続ける信楽の穴窯の話なのだけど、
無釉で焼成し続ける昔ながらの窯焚きに異論を唱えるアメリカ人の陶芸家に、
多くを語らず、その後のシーンでひたすら窯を焚き続ける様子に
陶芸がしたい!って気持ちをぐんぐん引っ張ってもらいました。
去年、一心不乱に作っていた時期の反動で
その後、すっかりやる気が失せてほけ~~としていたのです。(^^;)
映画館のそばにあった画材屋さんのバーゲンで
面相筆もげっとしたし、また粘土がんばろう!
BGMに窯から出した作品の冷える音が効果的に使われていました。
あの音、大好きなのです。(*^-^*)
以前、コムズのコンサートに行ったときに
初めて聴いた口琴の音もBGMになっていて
不思議な雰囲気が醸し出されていました。
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コメント
Kamataki・・・観てみたいですねぇ~。
水戸の片田舎では上映していないようで、残念です。
投稿: sannougama | 2008/02/28 23:03
sannnougamaさん、コメントをありがとうございました。
是非是非と、推薦するほどではないのですが
私の粘土から離れてしまった心を呼び戻してくれた映画でした。
映像は美しいです。
もっともっと陶器を写してほしかった。
裸はいらないから。(笑)
投稿: 陶片木 | 2008/02/29 17:30
陶片木さん、私の方もトラックバックさせていただきました。
私はR18にはちょっと興味津々だったのだけれど、それほどじゃあなかったですね。でも、想像力を駆り立てるような色気はあったと思うわ。
窯とどう向き合うか
健康な人間になるにはどうしたらいいか、
その二つが上手に重なり合った良い映画だと思いました。
あまり映画を見ない私ですが、こういう映画は好きだな。
映画のこと、教えて下さってありがとうございました。
投稿: hicha | 2008/03/01 10:46
hichaさん、コメントをありがとうございました。
私も久々に映画を観てきました。
話題の映画とかではなく、名画座でやるような映画っぽかったのですよね。
でも陶芸も、画像も、音も、すばらしい内容でした。
炎の色に翻弄されつつ、焼き上がった器たちは
どの色もすばらしい色と景色を持っていました。
やっぱり陶芸っていいなぁと
あらためて感じた思いでした。
投稿: 陶片木 | 2008/03/01 21:05
私も観ました。今度メーキングビデオなるものを持っている人がいるので それを楽しみにしています。
内容はさておいて、”窯焚き”のシーンは本当に焚いているのが圧巻です。炎の魅力に引き込まれました。
私も明日から”窯焚き”行ってきます。信楽ではありませんが・・・・。
投稿: lovepoko | 2008/03/29 05:34
lovepokoさん、はじめまして
コメントをありがとうございました。
窯焚きのシーンは本当に見事でしたね。
あの火の勢いや、想いは、
あの窯の前で薪をくべた者にしか解らないですよね。
2年前に穴窯体験をしました。
無釉で焼き上がった自分の作品に
思わずがんばったねと抱きしめたい思いでいっぱいでした。
今年も秋に行ってこようと思っています。
lovepokoさんの作品素敵ですね。
個展も是非おじゃましてみたいです。
投稿: 陶片木 | 2008/03/30 06:08