佐藤亮さん、陶芸展
3年ぶりに、九谷焼の
佐藤さんの陶芸展を見てきました。
九谷を手に取ってみたのは、
佐藤さんの作品が初めてでした。
佐藤さんの作品は、
九谷の土をてびねりで仕上げたものがほとんどです。
へたりやすそうな磁器を、ここまで美しく仕上げる技術。
すごいなぁとひたすら感激。
なにより惹かれたのは、
水墨画のような静かな絵でした。
同系色の色でありながらも
お互いが引き立てあい、たたずむ感じ。
その景色の中の音までも聞こえるような
美しい彩色でした。
近くでしっかり目に刻み、数歩離れて遠くでも見、
細部に至るまで、佐藤さんの思いが描かれていて
こんな絵付けがしてみたいなぁと。
好きだったのは、ストライプの入った
まるで雨の中にあるような陶板と、
呉須の濃淡で描かれた鉢でした。
佐藤さんのギャラリーは
和光ホールで6月10日まで開催中です。
| 固定リンク
コメント
九谷と聞いて、あの独特な赤、黄、緑など、鮮やかな色を思い浮かべたのですが、蒔絵みたいな雰囲気ですね。あっさりしていて伸びやかで、とっても素敵、もっとたくさん見たみたくなりました。
お仕事帰りに寄れるのが羨ましいわ。
素敵な花金でしたね。
投稿: hicha | 2008/06/06 21:15
hichaさん、コメントをありがとうございました。
私も初めていったとき、九谷と聞いてちょっと敬遠しかかったのですが
佐藤さんのそれはすばらしいです。
会場が広いので、広々と大小取り混ぜて作品が置いてあって
いろいろな角度から作品を堪能できました。
お勤めすると、都会まで定期があるのは嬉しいのですが
忙しすぎて遊ぶ時間があまりないのが悲しいです。(^^;;;
投稿: 陶片木 | 2008/06/06 21:51