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2010年9月

2010/09/23

日本伝統工芸展

昨日から日本橋三越で開催中の「日本伝統工芸展」へ行ってきました。

Img_0519

会場はものすごい人でいっぱいです。
2時からパーティーがあって、作家の先生方が揃うよと桃青窯先生からお聞きしていたので、作家の先生がいっぱいいらっしゃったようです。
でも、どの方がどの作品の先生なのか?
存じ上げている先生の作品とは出会えたけど、ほとんどお会いできませんでした。
かわりに作品とじっくり会ってきました。

どの作品にも作家の強い信念が詰まっているようで、毎回の事ながらその迫力に圧倒される展示でした。

と、そこでばったりyumitaと再会。「久々!」
思わず目がウルウルしちゃいました。
桃青窯さんともお話ができ、再度会場を観た後デパ地下へ行ってきました。(^^;;;
そこで話題の「揚げないドーナツ」を買ってきました。

Img_0521

期待が大きかっただけに、今ひとつだったかもしれません。(^^ゞ

昨夜から涼しくなり、今朝は雨のためか寒く感じる一日でした。
芸術の秋到来ですね。
とはいえ、いくつになっても私には食欲の秋なのですけど。(笑)

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2010/09/19

ほっと一息秋の一日

連休ですね。
やっと秋めいてきたとはいえ、日中はやはり暑い。(^^;;;
明日からはお彼岸の入りなので、ちょっと早めて今日墓参りに行ってきました。

その後、夫と出光で開催中の「仙厓」を観に行きました。
ここ、出光で出会った仙厓。
生涯一和尚として紫衣を着ることもなく、わかりやすく禅を説いている絵や書はとても暖かく心に響きます。
ユーモアたっぷりで、エスプリの効いた作品に触れ、かさかさになっている気持ちが優しくなってきました。

その後今度は、ぶんぶんさん桜桃さんお勧めの三井記念美術館の「奈良の古寺と仏像」展へ。
やはりめんどくさがり屋の夫は行かないというので、お一人様で行ってきました。

奈良の古寺の重要文化財を一堂に集めたような仏像の数々。
どれも良い状態で保存されていて、奈良飛鳥時代のものとは思えないくらい美しい状態で残っていました。
小さな仏像は360度後ろ側からも観ることができて、ありがたいお背中や御髪の具合も拝観できました。

二つのありがたい展示を拝観し、ささくれだった気持ちがちょっと和らいで帰ってきました。

この数年仏像が好きになっています。
これも歳のせいなのでしょうか?(笑)

それにしてもどちらも人がいっぱいでした。

出光は私と同世代のご夫婦で。
三井記念はもう少し上のご夫婦で。
夫婦でおでかけが増えてきたのはそう言う年齢だからなのでしょうか?

あまり嬉しくない。
(,_'☆\ バキ

仙厓展は11/3までです。
出光ならではの作品の数々を一堂に観ることができます。
仙厓の絵や書が欲しくて、物々交換の品物と描く紙を持って参上した人の気持ちがわかります。
また、それを迷惑がった仙厓も。(^^;;;

奈良の古寺は20日まで。
どちらも心を洗われるすばらしい作品群です。

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2010/09/05

出光美術館 「日本美術のヴィーナス」

9月というのに、まだまだ真夏の太陽が照りつける中、出光美術館で開催中の「日本美術のヴィーナス」を見に行ってきました。

展示は時代を追って美人が登場。
菩薩は美人の象徴的なものなのでしょうね。
いきなり登場した「普賢菩薩騎象図」は、手を合わせたくなるような深い暖かさを感じました。

江戸時代の美人を追い、続いて同じお江戸でも菱川師宣の時代へ行くとまた雰囲気がぐっと変わりました。
ここのサイトで美人の変遷を顔だけピックアップして載せてありました。http://www.nichibun.ac.jp/~shoji/ukiyoe/heikin/
こういう見方もあるのですね。

全体を見るといままでは不自然なポーズで、一人の絵を描いていることが多かったのに、この時代からは複数が描かれることが多くなります。
その中でもやはり菱川師宣の描く美人画はすばらしい。
特に風俗画は、動きもあって音や香りまでしてきそうな臨場感溢れたものでした。
同じ風俗画でも他の画家にはない悪戯心のセンスが溢れていて楽しかった。

またその少し後の時代からは遠近法も用いた構図になっていて、それまでの不自然さがなくなっていて、それもまた興味深いものになっていました。

時代をさらに経て、明治の上村松園になるとまたさらに変わってくる。
全身より、上半身など顔のアップが多くなってくるのと、生え際などのデティールにこだわって描いてあり、また色遣いも中間色が多くなっています。

全く美術の勉強をしていない私ですが(高校の選択は音楽だったし)美人の変遷と同時に、絵の変遷も楽しむことができました。
でも、美術を選択した方からご覧になればかなり低レベルな発見なのでしょうね。(汗)

今回、一番衝撃的なことは小杉放庵の「天のうづめの命」のモデルが、笠置しずこだったってことでした。
確かに似ているけど、でもなぜ笠置しずこにしちゃったんだろう・・・
その当時人気だったから?(-_-;)
じゃあ、いまなら誰になるんだ?
AKB48?(^^;;;

真夏の展示だったからか、美人画は夏衣装が多いのか?団扇を持ち、色っぽい美人にいっぱい会ってきました。
暑さのせいか、美人の色気に当てられたのか、観賞後夫はいつもよりいっぱいお茶を飲んでおりました。(笑)

かわいい後輩!いつもいつもチケットをありがとう!\(^o^)/
目の保養をいっぱいさせて頂きましたよ。

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