南宋の青磁
仕事帰りに、後輩に誘って頂き根津美術館の「南宋の青磁」の内覧会を観てきました。
「宙をうつすうつわ」というコピーにふさわしい砧青磁の数々でした。
小さな高台、しのぎ紋のある碗、鯱が付けられている耳付きの瓶、ろくろ目のある壺、茶と透明の貫入の入った壺、南宋の人々の手がそこにあると思うと不思議な気持ちになります。
彼らは何を見てこの青磁の色を出そうと思ったのだろう。
大きな中国の地図をみながらぼんやりと妄想していました。(笑)
そのあと二階の青銅器が飾られている部屋も見てきました。
青銅器っていうのは、教科書で習ったレベル。
記憶に残っているのはせいぜい銅鐸の写真くらいの脳みそ。(^^;;;
ところが、ここでみたのは容器としての青銅器。
しかもその装飾がとてもユニークで愛嬌がある装飾ばかりなのです。
まったく興味のなかった青銅器だったけど、一気にそのユニークな装飾に引っ張り込まれてしまった。(笑)
どんなふうに使うのか?目的も使用方法も解らないし、またその装飾の意味もわからないのだけど、そのパーツパーツに秘められた意味を尋ねたいとも思いました。
ブロガーのみなさんはすでに訪問済みの根津美術館。
一度いってみたいと思っていただけに本当に嬉しかったです。
館内の仏像はどれも笑顔で、それだけでも癒されてきました。
連れて行ってくれた後輩のCさん、本当にありがとうございました。
| 固定リンク
コメント
たまたま今日地元の駅でポスターを見て、
面白そうだなぁと思ったところでした。
中国の青銅器のデザインは面白いですよね。
三つ足のうつわとかかなり好きなデザインです。
投稿: Potter-Y | 2010/10/10 20:34
Potter-Yさん、コメントをありがとうございました。
器としての青銅器は初めて見たのです。
装飾がユニークで楽しかったですよ。
こちらの美術館の青銅器は、本当にすばらしいものが集められているそうで、一見の価値があると思いますよ。
この美術館、お庭もすごく素敵だそうです。
今回は夜の時間だったので庭を観ることはできなかったのですが、次回は是非観に行きたいと思っています。
投稿: 陶片木 | 2010/10/10 20:52