美術館のはしご
今日は出光美術館で開催中の「古筆手鑑」と、サントリー美術館で開催中の「東洋陶磁の美」を見てきました。
「古筆の手鑑」の手鑑とは「代表的な古筆切(こひつぎれ)やその写しを集めて帖(じょう)に仕立てたもの。もと古筆の鑑定用として作られた。古筆手鑑。手本。模範。」とyahooの辞書にあります。
要するに古筆のアルバムってことなのですね。(^^;;;
陶器を見るときよりも年配の方が多かった今日の出光です。
聖徳太子、和泉式部などの筆をお手本としたものもあり、筆自体も平安時代のものも多く、仮名文字の美しさにほれぼれしました。
その足で、初めてのサントリー美術館へ。
「駅から直結」とありますが、でも、改札から歩く歩く・・・
ここはどこ?のお上りさん状態でやっと3階にある美術館へ。
こちらは世代が様々で、若い人はカップルが多かったです。
最初は中国の陶器。
これがどれを見てもすばらしいの一言。
よくまぁ、この時代のものが残っていてくれた。
その完成度の高さにひたすら感激しました。
豊臣秀次所有だったという油滴天目の器もすごい迫力でした。
主亡き後、前田家に所有されていたようです。
4階から3階の展示場へと階段を下りると、今度は韓国の陶磁器。
去年行ってきた韓国で見た器がたくさん展示されていました。
その中に、今ほど出光で見てきたタケノコ形の茶器がありちょっとビックリしました。
今まで展示会に行ってもパンフレットなど買ったことがない私ですが、「今日は買いたい!」と出て速攻売店に。
でも、いざ手に取ってみると、今見てきたすばらしさの方がすう百倍勝っていて、写真は確かに美しいのだけど質感とか伝わり切れていなくて買わずに帰ってきました。
でも、脳裏に納めるといっても、今日見てきたものすら曖昧になりつつあるこの脳みそ・・・(^。^;)
やはり買うべきだったか?(笑)
それにしても六本木はおしゃれな街ですね。
そして異国の人も多く、また、なぜか赤ちゃん連れも多かったです。
(それも1歳未満の赤ちゃん)
古代の人の工夫と、飽くなき探求心の結集を観てきて、私も勉強しなきゃと反省しました。
でもね、明日になると忘れるこの脳みそが不安。(^^ゞ
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