悠久の美~出光美術館
久々に朝からおなかが痛くて、お出かけできないかと思っていたら胃薬で何とか治まりました。
このごろ眠気覚ましのコーヒーの飲み過ぎが原因だったのかも。
少し前から勉強を始めたとたん舅が亡くなったり、体調が悪くなったりとなかなか勉強もできませんでした。
陶芸もしばらくお休みのままだし。
せっかくチケットをいただいたのに出かけることもできず、今回は行けないかもとあきらめていたのですが、無事に胃痛も治まり「悠久の美」の世界に触れてくることができました。
今回は「唐物」と呼ばれる中国の工芸品の源流とも呼べる作品の数々の展示でした。
まだ日本は縄文土器しか作れ得なかった時代に、中国はすでに美しく装飾された青銅器や玉器、唐物として日本人から愛用された祖型が完成されていたのです。
青銅器や銅鐸、鏡類は日本にもあり、博物館でも見たことがありました。
でも、中国の青銅器は神様への捧げ物を入れる器や酒器で、その周りには「饕餮文」とよばれる装飾が施されており、その装飾のすばらしい技術は、今この世界にあっても評価される最高のものに感じました。
日本の青銅器の姿とは違い、動物の形をかたどったものや、斬新な形の酒器であったり、遊び心も感じられる青銅器の数々。
これを倣古(ほうこ)し、青銅器とは別の素材で作られ継承されていったのです。
美しい翡翠、青磁の青緑、出光コレクションのすばらしさに感動でした。
そして美術館を見終わった後の今日のパノラマです。
今日は梅雨の晴れ間の青空も見られて美しかったです。
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