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2012/08/19

萩 陶芸大リーグ2012 三日目

今日は朝から野焼きの作品の仕上げです。

Dsc_0012

こちらは参加者の野焼き作品。
野焼きの日までに乾燥させるべく、扇風機の前でおとなしく乾かされています。

私はふくろうのバリ取りもほぼ終え、ビニールでふくろうを磨いた後素焼きを始めている先生の待つお山に行きました。
いままでスプーンで磨いたことはありますが、ビニールは初体験でした。

お山に着くと先生は素焼きを開始して、温度はすでに120度くらいになっていました。

素焼きから登り窯を利用する方は少ないそうですが、先生はすべて登り窯で焼成するそうです。
登り窯の構造、火の動き方、暖まり方、穴窯との違いなど教えていただきました。
窯の詰め方や火のくべ方には陶芸家それぞれ皆やり方やこだわりがあるそうで、粘土、釉薬、焼成方法さらにこだわりのスパイスがブレンドされて、オリジナリティ豊かな作品が産まれてくるのでしょうね。

窯の前はスタートした時は暑さなど感じなかったのですが、だんだんと火の勢いも強くなり、薪をくべようと顔を近づけると顔がちりちり痛みます。

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薪をくべながら先生といろいろなお話をさせていただきました。

今回の大リーグで、来る人に登り窯の火入れを体験させてあげたい。
窯詰めも体験させてあげたい。
そんな意気込みを持ってくださったのだけど、情けない弟子の私は腰痛と、激しく多い虫攻撃に気持ちが萎え気持ちが下降線でした。

でも激しく多い虫たちは、みな「飛んで火にいる夏の虫」のごとく窯炊きをする私の前をすり抜け火に向かって昇天していき、腰痛もとりあえずおとなしくしていてくれました。
明日は初めて先生のろくろで作品を作る予定です。
このまま腰痛も、虫もおとなしく私から離れてくれて無事に作陶を終えたいです。


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この二つは先生の作品です。

上は一個一個煉瓦のように積み重ねてあり、その一個一個に陶印を押してあります。
その箱の中から怪獣が顔をのぞかしている作品です。
シリーズで、チョットしか見えない子から始まり、全身出てきている子まであるそうです。
下は夏みかんの釉薬で作ったお茶碗です。
暖かみのある柔らかい色です。

どちらも先生らしい、ユーモラスで暖かみのある作品だと思いました。

大リーグも明日で4日目。
「何でもいいから感じていってください」と先生の言葉がプレッシャーに感じます。
残る日数、自分なりに萩をたくさん感じ取っていこう。
焦らず急がず、土と会話し、作品とも会話し、人とも会話していけば何かきっと見えてきそうな気がしてきました。

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