萩 陶芸大リーグ2012 七日目
今日は半日修行、午後からは野焼き準備です。
昨日の続きの道具作り、今日はカンナ作りをしました。
とはいえ、ほとんど先生が手伝ってくださいました。
竹を切り、ささくれをカッターで落とし持ちやすいように成形し、カンナになる歯を取り付ける。
文章にすると簡単だけど、やってみると難しい。
「道具は自分で作った方がええよ。その方が使いやすい。買った道具はきれいだけど道具に使われる感じがする」
確かにそうだ!
買っててもなかなか道具を使いこなせなくて、四苦八苦することが本当に多い。
お弁当を食べ午後からは野焼き準備。
薪、藁、松の葉、もみがら、素焼きした陶器とミルフィーユのように重ねていきます。
四段ほど重ねたらすべての作品が籾の下に入りました。
思いの外早く終了したので、先生にお願いしてもう一回工房に連れて行っていただき、おととい腰痛で挫折した茶碗をひかせていただきました。
6㎏ほどの粘土をひいたのですが、まともにできたのはたった三個。(v_v)
萩の土は水を使うとすぐにだめになってしまい、いかに自分が水をたくさん使ってひくか反省しました。
これでお山の工房へ来るのも最後です。
「今は便利なものがいっぱいあって、簡単にきれいなものができてしまう。
便利がいけない訳じゃない。
昔の人は便利にしようとしても、どうしても不便さは残る。
その不便さがスパイスになっていい味わいを出していると思う。
だから道具も薬もできるだけ手作りにこだわり、いいものを作りたいと思っている。
でも、これが正しいってことではないんよ。」
先生の作品からにじみ出てくる味わいって、そのこだわりなのかもしれないです。
藍場川の鯉
菊ヶ浜 かすんで写真だと見えませんが三島土のとれる島が左の島の先に見えました。
明日で陶芸大リーグも終了です。
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