萩 陶芸大リーグ2012 六日目
残り日数も少なくなってきて、今日は先日作陶した湯飲みの仕上げです。
腰痛は昨日一日何もしなかったせいかなんとか1時間半の高台削りに耐えてくれました。
陶板は白化粧土を入れて景色を変えてみました。
どちらも写真の撮り忘れです。
その後、昨夜ukkyさんとバスの中で話をしたときに、「萩は作品を粘土から切り離すときに前から切る」とお聞きして、先生にどのようにして切るか見せていただきました。
「前からの方が便利だよ。なんならこの土全部切って練習したら?」と言われて練習しました。
最初は違和感があったけど、確かに大きいものを作るときはこっちの方が便利かもしれません。
お弁当を食べて午後からは水簸(すいひ)です。
庭にある大きなバケツには灰が浸してあって、それに手を入れてみるとぬるぬるのものと、ざらざらのものがあります。
ざらざらの方はこれから水簸するもので、ぬるぬるの方はすでに終わっているものだそうです。
水簸の方法は目の細かいざるで、その灰の水をこしていくことです。
今日は100目のざるでこしました。
この目を次は120と細かくしていって、きれいな部分だけを採取していくのです。
次は道具作り。
作るのは木ごてとカンナです。
今日は木ごてを三つ作りました。
桜の木をのこぎりで先生が切ってくださり、それをカッターで丸く落とし、最後はペーパーでなめらかにしていく。
作業をしながら「へたくそなろくろで、なかなかうまくならない」とぼやいたら、「作陶の段階で完璧でもダメなんよ。焼成し終わってどうか?ってことなんだから作陶の段階で下手とかうまいとかないんよ。」
車の中、作陶しながら、削りながら、お茶を飲みながらこの一週間先生といっぱい会話をしてきました。
陶芸を語る先生はパワフルではつらつとしています。
インフラ設備のほとんどない自然の中で作陶する先生は、自然と共存する人です。
自然の中にいるからこそ見えるものでしっかり大地に足を踏みしめて作陶する。
便利に甘えて、それが当たり前のように生きている自分が恥ずかしくなってきました。
あと二日。
自分もしっかり大地に足を踏みしめ、残る萩を満喫しようと思います。
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コメント
うわ~~!!
きのう メールもらった時 萩にいます!
なんて・・・旅行かな?と思いきや
すごい 体験してる~~~(・∀・)イイ!
10数年前 机の隣同士で始めた<陶芸>
いつもまにか
こんなにも 陶芸にはまってしまった
貴女
感動するやら うらやましいやら・・・
スタート地点では横にいたのに
いつの間にか はるか先 もう背中も見えない・・・
萩は 旅行では行ったことあるけど
とても いいところ (゚▽゚*)
いろんなことを 吸収して 学んできてね。
頑張って~~~~~\(^o^)/
投稿: さくら | 2012/08/23 08:26
さくらさん、コメントをありがとうございました。
そうなんですよ、俄修行です。(^^;
背中見せていますよ。(笑)
ろくろなんてへろへろでした。
萩の土は水ではなく、ドベだけでのばす感じです。
それがなかなかできなくて悪戦苦闘+腰痛で痛くて引けないでした。(汗)
萩はいいですね。
海も、山も、陶器もある。
明日は野焼き点火です。
投稿: 陶片木 | 2012/08/23 20:43