板谷波山のゆめみたもの
出光美術館で開催されている「板谷波山」の没後50年の大回顧展にいってきました。
教室の先生から「陶芸展に出される作品は陶器自体は完成されているから、そのキャンパスにどう描くかというところなのです」とお聞きしたことがあります。
波山はまさに陶器をキャンパスにし、彫刻や絵を施し釉薬で独特の世界観を築いた人だと思いました。
彼はとても完璧主義者だったそうで、50年の陶芸家としての人生の間にそれほどたくさんの作品を作らなかったそうです。
でも、出光佐三と親交があり、この美術館には波山の3割近い作品が所蔵されているそうです。
そのすばらしい作品の数々は数回に分けて展示替えしながら展示されると言うことでした。
波山の光を包む色調と彫りによる釉薬の濃淡
妥協を許さない美しい物への飽くなき探究心。
動物を描く際の優しい視点。
出光佐三が惚れたのは、作品のみならずその人柄でもあったのだろうなぁと感じる作品ばかりでした。
ご予定のあるみるきいさんと別れて、前回「行こうね」と言っていた小洞天でランチをいただきました。
担々麺+中華丼+シュウマイ+ザーサイ
おいしかったしボリュームがとにかくすごい!(^^;
おいしかったです。(*^-^*)
そのあと有楽町から神田まで歩きました。
いい腹ごなしになったと思いますが、未だにおなかはいっぱいです。(笑)
TOKIKOさん、おつきあいいただいてありがとうございました。
みるきいさん、ランチはご一緒できなくて残念でした。
今日の学芸員のお姉さんのお話は楽しかったです。
いろいろな文化も織り交ぜて、多方面からの時代考証も考えていらっしゃって、波山だけを見るのではなく時代も踏まえてのお話でした。
お昼過ぎからは雨になってしまいましたが、乾燥しきっていた東京には良いお湿りになりました。
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