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2014/03/08

焼成

先日、志野の技法を教わり、早速茶碗を作ってみました。

茶碗はいままでもいくつか作ったこともあったのですが、五岳の技法を今回初めて知りました。
(五岳:口造りの一種。楽、志野、織部茶碗などの口縁を緩やかに上下させた形状。)
また、高台も自由にさっくりとへらで削り落としてみました。
下手くそが丸見えだけど、味のある高台になりました。

005

ねずみ志野

001_2

赤志野

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天目

010

黒織部

天目茶碗は鍋土で作ったので赤い色が強く出て黒くなっていません。
でも、土色が出て良い風合いになりました。

本当は全部志野の釉薬で作ろうと思ったのですが、作陶しているうちに他の釉薬もかけたくなっちゃって。(^▽^;)

黒織部は初めて使ったのですが、五斗蒔土にかけるとより黒く、白い部分はより白くはっきりと出るのですね。
思いの外良い感じです。(^^;
弁柄も真っ黒に出ました。

今回は還元焼成のみ焼き上がったのですが、酸化の黄瀬戸は次回だそうです。
こっちもすごく楽しみにしています。
志野から黄瀬戸への形状の変更はかなり大変で、先生に助けていただきました。
黄瀬戸は作陶の時点からそれに向けて作るのですね。

赤志野はもっと地味な志野を期待していたのだけど、オレンジに近い肌色の志野になりました。
土を五斗蒔ではなく、鍋土を使ったためです。

本来は志野土を使うところですが、教室では五斗蒔土で作陶します。
でも、赤志野を簡単に作陶するには、赤く発色する鍋土を使うと良いとお聞きして今回は鍋土で作陶してみました。
そして鍋土だからこそ、しまりの良いしっかりとした仕上がりにもなっています。

志野の絵付けは橋や柵など、結界を表しているそうです。
なので、赤志野と、ねずみ志野に書いた絵は柵と橋です。

と説明しても解ってもらえない下手な絵だなぁ。(笑)

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コメント

みんなすごく良い雰囲気でできていますね。
志野のいろいろ、やってみたかったけど、焼成が難しい~
いいなぁ~
五岳、とっても自然にできていますね。

投稿: hicha | 2014/03/10 08:55

hichaさん、コメントをありがとうございました。

hichaさんに褒めていただくのが一番嬉しいです。
ありがとうございました。ヾ(@⌒▽⌒@)ノワーイ!
でも、あちこちあらがあるんです。(^^;

五岳は初めて知り、初めて削ってチャレンジしました。
3カ所削っただけなのですが、それでも五岳だそうです。(∩_∩)ゞ
高台もさっくり削り、なんとなくらしいものができました。
本来の志野から外れて、天目や織部に変えちゃいましたが、毎回勉強会は楽しいです。

投稿: 陶片木 | 2014/03/10 17:31

わー、すばらしい!!
それぞれに趣の違うお茶碗なんて、すてきですね。
陶芸をやらない私には、目が@@@@な感じです(笑)
天目は黒くならないやり方もあるんですね。
今回、母の持っている天目のフルセットを全部、
出して、洗って、今度は梱包したところでした。
あまりの数に、もう、とても使えません(笑)
本当によくお勉強を続けてらして、感心しきりです。いつも、こちらにうかがうと、自分も何か続けて
おけばよかったのになあと、反省です。

投稿: レイコ | 2014/03/11 00:00

レイコさん、コメントをありがとうございました。

お茶を習ったことがないので、これでいいのかな?と不安もありますが、まぁまぁ納得のいく物ができました。

天目の釉薬をかけたのですが、土の性格で赤く発色しました。
丸くてかわいい感じの器になりました。

習ってもすぐに忘れちゃうので、先生に申し訳なくて・・
でも、ぼちぼち楽しみながら作品を増やしていこうと思っています。

投稿: 陶片木 | 2014/03/11 18:15

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