出光美術館で開催中の「東洋の美」を観にいっていきました。
今回は10年ぶりにお目見えする作品ばかりを集めた、出光美術館の貯蔵品の数々を観ることができる貴重なチャンスでした。
5千年前の中国で作られた陶器から展示は始まります。
その時代、世界はどんな器を用いていたでしょう。
日本はまだ縄文土器を用いていた時代にこんな陶器を・・・と二度見しちゃいました。
比較展示も出光の得意とする展示方法だと思うのですが、今回は日本、中国、朝鮮と、陶器だけでなく仏像もその対象として展示されていました。
いままでは漠然と「美しいお顔だ」とか、「スタイルが良い」とか、野次馬的に観ていただけの仏像もお国柄があったのだと実感。(^^;
そのプロセスも陶器の中に見つけて愉しむことも知りました。
毛利の殿様が陶器を愛したことは、以前行った萩の大リーグで学びましたが、やはりここでも毛利の殿様が所持していた茶碗を観ることができました。
高麗茶碗から井戸茶碗、粉引き、熊川、これらの茶碗を観るだけでも、今回の展示は価値のあるものだと感じます。
他にベトナムやタイの陶器の展示もあり、螺鈿や水晶をくりぬいた香炉や、そこに学芸員さんのお話も相まって充実した時間でした。
そのあと美術館そばのお店でランチ。
そしてそのあといつもオフでお世話になっているTOKIKOさんのお兄様(HALUさん)のギャラリーにおじゃましてきました。
インパクトのあるキャンパスいっぱいの顔。
どの顔にもメッセージをいっぱい。
撮ることを忘れたのだけど、3.11のたくさんの顔の絵と目が合ったときは、あまりの重さに胸が締め付けられました。
絵から、陶器から、刺激とメッセージをいっぱい受け取って、でも何もできずに自分の中で反芻することしかできないのだけど、それでもできればもっとたくさんの方にも観て欲しい。
そう思った二つの展示でした。
出光美術館は6月14日まで
Haluさんの展示は祐天寺・Yellow Toesで6月12日まで
ご一緒してくださったTOKIKOさん、みるきいさん、ゆれい、ありがとう!
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