田能村竹田
没後180年という節目の年に、18年ぶりに出光美術館で展示されるというので会期ぎりぎりの金曜日に観にいってきました。
実は「田能村竹田」という方を知りませんでした。(v_v)
軸にかけられた山水画や漢詩、同時に展示されていた池大雅や蕪村とはまた違う作風に、だんだんとほっこりとした気持ちになりました。
それにしてもいつも感動するのは出光美術館の展示方法です。
今回はあまりに細かい絵でガラス越しで見えにくいためか、デジタル画像で拡大した絵をそのすぐそばに展示していました。
また難しい漢詩は細かくて見えにくいし、内容もわからないからと飛ばす私のようなふとどき者のために大意までよういしてある配慮。
本当にありがたかったです。
他にはこんな細かな細工の植木鉢?があったり、細工で飾り立てた急須があったり、いつもながらそのコレクションの多さと、その時代を感じさせる作品や調度品に目を奪われました。
今回は列品解説の日に限って会議になってしまいお聞きすることができず本当に残念でしたが、こうやって新たに作家を知り得ることができて、チケットを送ってくださる後輩には感謝でいっぱいです。
連日の暑さで、正直朦朧としていた頭に、一服の清涼剤のような落ち着きのある穏やかな世界観を観られて心が洗われる思いでした。
出光佐三のコレクションの奥深さと、その恩恵にあずかれる幸福感。
エネルギーをもらってまた頑張らなきゃです。(笑)
今回は初めて夕方に行ったので、最後に観られるパノラマの景色は西日の大きな太陽でまぶしかったです。
そして全く関係のないおまけの花火の写真。(^^;
家から観るとこんな感じでビルに阻まれて先っぽだけ。(笑)
とはいえ、音と匂いと灯りだけは愉しみました。(^▽^;)
連日猛暑が続きます。
みなさま、ご自愛くださいませ。
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