そうだ、京都へ行こう!
半年ほど前に、学生時代の友人と京都の先輩に会いに行こう!という話が持ち上がり、台風の前日に京都へ行ってきました。
本当は台風の日に行く予定だったのだけど、新幹線が全面ストップと言うことになったので前日に。
しかし皆考える事は同じ。
東京駅も、ホームも、鬼のように混んだ新幹線のデッキに立ったまま3時間近く。
ホテルに到着したのは、遅れに遅れて夜中の12時半でした。
翌朝、東京の家族から非難勧告は出ていないけどサイレンは鳴っているという話しにびびりつつ、友人と合流しお昼を食べに行きました。
京都に長くいる先輩のお薦めのお豆腐のお店でまずはランチ。
風呂桶のような木製の器に手作り豆腐が入っています。
甘くて大豆の味がしました。
このお店には川床があって、夏には鴨川を望みながらお豆腐料理を楽しめるそうです。
効率良く回ろう!と京都在住20年の先輩に次に連れて行ってもらったのが南禅寺の水路。
インスタ映えするというこの煉瓦のアーチ。
普通の煉瓦の積み方とは違い、経済的でおしゃれな組み方でした。
地味に紅葉は始まっていましたよ。
そのあと先輩お薦めのくずきりのお店へ。
このお重だけでうん十万だそうです。
美しいお重の中には黒蜜とくずきりが別々に入っています。
くずをつけながら食べ終え、あまりの黒蜜のおいしさに飲み干してしまいました。(^^;
そのあと黄昏の京都の夜の町を散策。
こんな露地に京都らしさを感じました。
その後おばんざいを食べ、お店の商品をほぼ食べ尽くして、舞子さんとお話しができるお店に連れて行ってもらいました。
舞子はいきなり舞子になれるのではなく、仕込みという時期があり、そのあと舞子の試験を受け舞子になるそうです。
言葉も京言葉になるように勉強するそうです。
舞子になっても最初の年は口紅を全部引けないそうで、下の唇だけ紅を引いています。
舞子の帯締めは高価なものだそうで、転ぶときは顔から転べ、帯締めは守れと言われているそうです。
また簪もちゃんと季節のものが入っています。
名前はおかあさんに決めてもらったそうで、名刺を頂きました。
それを財布に入れておくと、お金が舞い込むそうで3人分の舞妓さんの名刺をもらってきちゃいました。(*^-^*)
翌朝、イノダ珈琲のモーニングを食べに行こうと、ホテルのロビーで待ち合わせて連れて行ってもらいました。
その後伏見神社へ。
千本鳥居は超満員。ラッシュのようだったのだけどその原因は海外のお客さんの撮影会。
いない隙を見てとりあえず記念写真。
伏見神社のきつねさんは鍵と玉を持っています。
この鍵は前日のくずきりのお椀の蓋と同じです。
鍵と玉。花火の時もかぎや~~とたまや~~といいますよね。
それはここから来たという説もあるそうです。
案内をしてくれた先輩はこの後仕事と言うことで別れ、オランダから来た友人と二人の珍道中が開始。(^▽^;)
晴明神社に行こうと決めたものの、伏見神社の駅は無人駅のようできくこともできずとりあえず電車に乗っていってみよう!と
しっかりお詣りした後お守りをゲットしました。
鈴守り。
軽やかでかわいい音色で心が癒やされます。
その後下鴨神社で先輩と再度待ち合わせ。
その前に河合神社でお詣りを。
ここの絵馬は手鏡の形で、顔を描く絵馬でした。
そして最後に訪れたのは今宮神社
ここは玉の輿神社とも呼ばれるそうで、その門前で二軒のあぶり餅を焼いている店があります。
きなこをまぶし炭火であぶり、それを甘い味噌だれに付けて食べる。
おいしい!
ナビをしてくれた先輩は、私達の好みをなぜ知っているの?と思うくらい連れて行ってくれたお店はどこもおいしく、また台風の影響も少なく傘もそれほど活躍することなく初秋の京都を楽しむことができました。
40年ぶりというのに、昨日会っていたようにあっという間に40年前にワープできる。
これって学生時代の友人だからだなぁ!
帰りの新幹線も笑いながらの楽しい時間でした。
お互い流れていた時間は違うけど、すぐに昔に戻れる友人は大事な友です。
京都到着した日に、長年の別な友人から病気になったというメールが届きました。
お詣りしながら彼女の命が長らえるように祈りました。
人生後半戦もさらに後半戦になりつつあります。
後悔のないように、あいたい人に会っておけるように、私にできることを精一杯やっていこうと思いました。
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